クマノザクラという桜をご存知でしょうか。
桜はいろんな品種があるみたいですが、これはつい最近発見された新種なのだそうです。
いつもお世話になってます、八百富写真機店 高槻駅前店 店長Kです。(2019年3月16日撮影)
紀伊半島の最南端"串本"、海と山の美しいその場所に在住の写真仲間が「クマノザクラ」を追いかけていることを知り、それを調べているうちに興味が湧いてきました。
最初はヤマザクラの一種なんだろうと思ってはいましたが、新種"クマノザクラ"には特有の魅力があるようです。
うーん.....、そこはいても立ってもいられず現地の写友に打診、忙しい合間を縫って案内してくれることになりました。
持つべきものは何ちゃらとよく言いますもんね。
現場へ向かう先の天気予報は雨のち晴れ、これはガスがかかって素晴らしい姿を見せてくれるだろうと前日までの予想。
深夜の紀伊半島を南へ縦断、利用率高い"国道168号線"も十津川村内で道路整備が進み、所要時間もどんどん短縮されています。
程なく走りぬき新宮市に到着、明らむ空の下やっとコンビニを見つけ、駐車場で朝食を摂りながら休憩。
G.P.V.ではひとつ目の寒冷前線が通過するようで、古座川へ到着する前にひと雨来そうだと思っていたら遠雷が......
自動車を走らせると雷とともに霰が降り出し、その後は雪混じりの霙に変わります。
海沿いの国道42号線は今や走り慣れた道ですが、この付近で降雪に見舞われたのは初めて。
気温は3℃でしたからおかしくも無いわけですが、暖かい気候というイメージがあるだけにちょっとした驚きです。
程なくして古座川町に到着、雨もやや小降りに。
事前に教えてくれていた「クマノザクラ」撮影ポイントを頼りに林道をひたすら登っていくと.....それはもう圧巻の姿でした。
アップした画像は全てサムネイルです。
マウスポインターを重ね、 ポインタ(カーソル)に変われば、クリックで拡大(縦1,080ピクセル)画像を見ることができます。
↑2 AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR
見事なクマノザクラがお出迎えです。
↑3 AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR
遠くにガスが流れているのは残念賞。
↑4 AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR
どうも上手く収まらない。
そうこうしていたら現地の写友さんが到着し、アレコレとアドバイスをいただく。
.....なるほど、クマノザクラ初心者はそう簡単に寄せ付けてはくれなさそうです。
↑5 AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED
日頃の行いは大切にするものである。
予想だにしなかった朝陽はとてもありがたく感じることに。
↑6 AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED
あっという間に"朝陽キラーン"タイムは終了~。
↑7 AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED
ふたつ目の寒冷前線が予想していたよりも遅れて近づいてきました。
ダイナミックな雷鳴とともに大粒の雨が降り出したので、自家用車へ避難.....しながら諦めの悪い1枚レリーズ。
電子機器は雷に大変弱いものです。
雷が離れて鳴っているとて安心はせず、デジタルカメラの電源はOFFにしてください。
バッテリーとメモリーカードは外してやり過ごしましょう。
↑9 AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR
山間に轟く雷鳴。
雷が収まり雨も少し小康状態になったので、傘をさしながら再び撮影開始。
同じクマノザクラばかり撮っていたら、他のクマノザクラに申し訳ない。
きりの良いところで下山、移動開始です。
↑10 AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR
次に案内してくれたのは山が切り立つ田んぼの畦道。
まるで田畑の守護神のように咲いていました。
↑11 AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR
桜の下には石積みの作業道。
この光景はたまりませんねぇ。
しばらくクマノザクラを堪能した後は、また別のポイントへ。
まるで釣り場を転々と移動しているようです。
↑12 AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR
移動すること自動車で30分、雨が降る雲の切れ間から陽射しが入りはじめた時間。
クマノザクラは素晴らしく美しい姿で待ち構えていました。
古座川の支流に覆いかぶさるが如く、その見事な枝垂れっぷりに感動です。
↑14 AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR
まるで砂糖菓子のような花びらに雨の雫がキラキラ輝き、ファインダーの向こうはまるで宝石箱。
↑15 AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR
高速シャッターで雨の雫を止めてみると、これがまた不思議で美しい。
動画でご覧いただきましょう
自然界の音、鳥の声、カエルの声、素晴らしいハーモニーです。
↑16 AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR
ずいぶんな老木のようにも見えます。
人知れず自然と共存してきたのでしょう。
↑17 AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR
エメラルドグリーンカラーを放つ川を背景に。
標本になる木も観に行きましたよ。
↑18 AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR
虫食岩の近くに咲くクマノザクラ。
新しい分類の学名として証拠となる標本(タイプ標本(模式標本、基準標本))になる「タイプ木」なのだそうです。
ちょうどこの日は見学会のようで、この大木の下に人々が群がっていました。
↑19 AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR
昼間の強い陽射しが掠め、キラキラに輝く花びらがとても印象的。
ムジ屋敷林道の辺りにもクマノザクラがあると知り、標高300m付近までグイグイ登ることに。
「国皇大臣」? 「国皇大神跡地」??
何だか調べても調べても不明点が多い神社らしき場所へ向かうも、僕の自動車で「ムジ屋敷林道」走破には無理がありました。
自家用車が壊れる前にUターン、神社へ向かうことは諦めます。
なので、途中で撮ったクマノザクラか何か判らない桜を杉の木借景で撮影。
これが結構お気に入り写真だったりするのだから、分からないもんですねぇ。
腹ペコです。
ここ、ずっと訪れてみたかったカフェ。 NIKKOR Z 50mm f/1.8 S
名前が良いし、F.B.を視ていると魅力満載で夢が膨らむ。
僕の休日となかなか噛み合わず、この日めでたく初訪問となりました。
とても人気のあるカフェ、順番待ちの間は店頭に並べられた天然酵母パンを物色。
待った甲斐もある可愛らしくて美味しいランチ、量が少ないと思いきやご飯もそこそこ多くて結構な満腹感達成です。
綺麗な川、「古座川」。
名前も良いし美しさも申し分なし。
またひとつ紀伊半島の美しさを知ってしまった気がします。
小型ロケット発射場の建設予定地に、和歌山県串本町の田原が選ばれたとホットなニュースがあったのもこの日。
案内してくれた写友が事前に熱く語っていたのですが、ニュースが公になる前だったのでさっぱり理解ができませんでした。
なるほど、ニュースを知って納得です。
完成まで2年、写友がライブで状況を知らせてくれると思います。
ここに書ける内容は皆さんと共有したいところですね。
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今日も お写ん歩ブログ にお付き合いいただき、ありがとうございました。