「機械工場見学」、もうこの文字が並ぶだけでワクワクしまくるのである。
「これがシグマ工場なのかぁ」、こらえていた涙......ならぬニヤリ笑みをグッと堪え平静を保ってみた。
いつもお世話になってます、八百富写真機店 高槻駅前店 店長Kです。(2019年7月撮影)
むちゃくちゃ暑い日が続きます.....が、台風の通過から秋雨前線も刺激されっ放しで各地は雨天ばかり。
とは言え季節もそろそろ秋へシフトするタイミング、関西は昨夕から秋の空気に入れ替わりました。
7月の前半は涼しかったのに、下旬にもなると「やっぱ今年も暑いやんけぇーー!!」と唸る吠える騒ぐ。
そんななか「ちょっと会津へ涼み行きはらしまへんか?」とお声掛けございまして、喜んで出動してまいりました。
さてさて、行先は東北ですから長い旅になります。
行った先の現場でも撮影しまくらなあきませんが、荷物は極力減らしたいのは表沙汰にはしない本心。
でもあんなシーンやこんなシーンで「あんなレンズやこんなレンズを持ってくればよかった!!」と後悔するのは嫌な人。
それでもまぁ、メインレンズは決めなければなりません。
SIGMA 45mm F2.8 DG DN | Contemporary(Lマウント)、敬意を表するといった理由もあり、前半はこのレンズだけで。
これまでのプロダクト・ラインとはまた違うクラシカルな外観、DGフルサイズミラーレス用の思い切った小型化。
操作感に至っては絞りリングの何とも言えぬ心地よいクリック感、なめらかに回して"こつん"とゼロ止まりを感じる金属製バヨネット式フード。
こういった角度から観ていただくと見た目の質感も伝わるかと思われます。
手にしたときの感動はどなたも同じ様で、ファインダから見るヌケの良さや暈けの心地よさへも繋がってくるのでしょう。
こんな素敵なレンズを作ってくれはる工場を見学できるやなんて、この感覚は遠足(社会見学?)前の気分以来かもw
朝はちょっと早めの京都駅(車内集合w)から北上開始。
前夜から迷っていた「駅弁」購入、だけどこの日は大切な時間を過ごすため、車中アルコール摂取は厳禁なのでビールの無い駅弁はパス。
JR京都駅をよく利用される方ならご存知かと思われますが、東口(北側地下改札)前にある「つくもうどん」で朝ごはん。
入店後いきなり製麺所を連想させる作りがその気にさせる、厨房も丸見えなところはまさに「うどん屋」である。
「手打ちのざるうどん+しらすご飯」、これで朝食プライスの500円なら十二分に"あり"でしょう。
朝6時開店なところも嬉しいところ。
じつは「鶏卵カレーうどん」食べる気満々で券売機前に立ちはだかりましたが、「10:00」からの販売表示であえなく撃沈だったのは内緒の話し。
きたよー、キタキター! 交通手段は何と「新幹線」! (*´▽`*)キター
(僕は直近まで"夜行バス"で行くのだと勝手に思い込んでいた)
3年ほど前に山陽新幹線を1区間だけ(笑)利用したが、東海道新幹線を利用するのは中学1年生以来ではないか?
0系の団子鼻ではない.....、100系でもない.....、今や東海道の主役 N700系(青いラインが長いから N700A か?)に乗車です。
では、S氏の SIGMA sd Quattro H + SIGMA 24-105mm F4 DG OS HSM | Art 組みと記念撮影。
あっという間に名古屋を過ぎ、「このへんってどこやろー」っと気にし始めたところが浜名湖でした。
もうすぐ富士山、Twitterでよく見る新幹線からの富士山.....は雲の中.....orz
多摩川を過ぎたあたりからの車窓、住宅密度の高さに思わず「おぉ.....、東京だ」。
なんと2時間ちょっとで到着、東京ってこんなに近かったっけ。
ここで初めての東北新幹線に乗り換える訳ですが、やって来たのは期待のE2系、「はやて」ではない「やまびこ」。
乗り換え時間がめちゃ少ないのに、E5とE6の連結部が撮れたのは奇跡だったかも知れません(笑
途中でスコールのような降雨もありましたが、郡山へ近づくと車窓の向こうで美しく立体的な夏の雲が迎えてくれました。
「うねめまつり」の提灯が印象的な郡山駅、さすが綺麗な駅です。
関西とは違ってちょっとくらい涼しいかな?.....っと外に出ると、とても暑かったw
磐越西線でのんびり車窓を楽しもう♪......なんてな野暮は言わず、ここはシュッと自動車で移動です。
磐越自動車道を西進、左に猪苗代湖だったが、右の磐梯山にくぎ付けw
空の雲もええ感じやぁ~ん。
あぁ.....すいません、シグマさんにお気遣いをいただき、道の駅「猪苗代」へ寄っていただきました。
青々とした田んぼ、美しい緑の磐梯山、空の雲まで素敵すぎた!
反対を向けば猪苗代湖でしたが、何やら向こうのほうは豪雨っぽい.....
夕方聞いた情報によると、我々が郡山に到着したあと、この豪雨によって鉄道が一時運休をしていたという事実。
この旅は運に恵まれているなぁ.....って感じた時でもある一枚。
そうこうしていると会津工場へ到着目前、一枚目の写真から続きます。
アップした画像は全てサムネイルです。
マウスポインターを重ね、 ポインタ(カーソル)に変われば、クリックで拡大(縦1,080ピクセル・一部リサイズ無し)画像を見ることができます。
さて、シグマ社会津工場に到着。
相も変わらずこのレンズだけで、手荷物は基本場内へ持って入れず機材の重複は無し。
いやいや、このレンズだけで十分でしょう!(と言い聞かせていた)
先ずはお昼ご飯、期待の社員食堂!
何もかもが清潔ピカピカ、これには驚きました。
あたり前と言えばそれまでですが、いつもこの状態をキープされていることに感動.....というよりも、のちのち「なるほど」へと結びつきます。
さり気なく素敵なポスターが飾られているところ、これはひょっとしてニクい演出なのかー。
寄り道さんざんお願いした挙句、食堂はすっかり営業時間を過ぎてしまっての到着です。
しかしカウンター越しのオネイさんは優しい笑顔、できるもので提供していただきました。
僕は「ホキのリヨネーズ焼」をチョイス。
ホキって? 貨物車両(ホッパ車)の形式"ホキ"から付いた名前なのか?? .....んな訳はございません。
タラのような食感でしたがタラよりも味わい深いホキ。
最近日本でも食べられるようになった魚だそうで、漢字も宛がわれておらず「ホキ」という名称なのです。
その魚のリヨネーズ焼、ちょっとフランス風(知らんけど)なのだが美味い!
しまった! ご飯大盛ガッツリ食ってしまった!
先ずは会津工場の説明をしていただきます。
創業者山木道広氏の姿がモニターに映し出され、まるで三者会談のようになりました。
ファインダー越しにずっと見つめられていて、ちょっとドキドキしながらの撮影です。
「山木社長、お渡ししたいものがあるんです」
当社社長から手渡され、間違いなく山木社長のハートをグッと掴んだと思われるシーン。
予想通りと言っては何ですが、ご両人の話しは熱く深くどんどん延長するするするする.......
ええとこで切り上げていただき、移動開始となります。
うひょー! 懐かしいマシンがズラリじゃぁないですかっ!!
手にとれる状態で展示したはるやなんて、こんなところがシグマさんだなーって思う訳です。
うぅー、手を出したくなる。
触りまくりたい気持ちをグッとこらえて次へ。
白衣を用意していただきました。
僕は僕でさり気なくサイズもピッタリ(笑 アハハ
先ずは2018年の春から稼働し始めたばかりの「マグネシウム専用加工棟」へ。
取り扱いやその安全性に於いて厳しい規制があるマグネシウム加工ですが、カメラ製造会社がマグネシウム加工部署を持つことは、他社を含め珍しい事。
もちろん規制はクリアされており、最初に感動した食堂のごとくじつに清潔で整理整頓された場内は、まさにその姿勢を伺えるというものである。
隙間から眺める美しい外観に惚れ惚れです。
ジャグジーバスではございません。
マグネシウムを洗浄しているのです。
近代設備の中を満喫した後、ここからいったん退出し外の空気を吸いましょう。
ここから更に工場の奥へと進みます。
それは次回『後編』で。
SIGMA 45mm F2.8 DG DN | Contemporary
ライカLマウント用 https://www.yaotomi.co.jp/products/detail/31420
ソニーEマウント用 https://www.yaotomi.co.jp/products/detail/31421
今日も お写ん歩ブログ にお付き合いいただき、ありがとうございました。
続きは
東北会津へ・シグマ/SIGMA 工場見学 2019 (後編) / SIGMA 45mm F2.8 DG DN | Contemporary へ