久しぶりに OLYMPUS OM-D E-M1X を使う機会が巡ってきた。
あの"動きものにめっぽう強い"オリンパスさんのフラッグシップ機、相変わらずめっぽう強い。
いつもお世話になってます、八百富写真機店 高槻駅前店 店長Kです。(2020年11月28日撮影)
今季もやって来てくれた滋賀湖北"山本山のおばちゃん"(オオワシの愛称)、遠く北の国から毎年やってくるのだそうです。
何でこんな遠くまでやって来るのだろう、それもたった一羽で。
鳥を撮るなんてヒジョーに珍しい僕ですが、それなりに疑問は湧くんですよ。
『鳥認識AFや動画RAWデータ出力に対応するファームウェアバージョン 2.0 』、これを試すにちょうどええやん!ってことで、今季も現場へ向かいました。
1枚目は OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS(200-800mm 相当/35mm判換算)と OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL 2x Teleconverter MC-20 の組み合わせ(35mm判換算1600mm)です。
1/160秒、ISO感度400、これだけあれば手持ち可能ですが、なぜ F/22.0 まで絞っていたのか記憶にございませんw
いやー、しかしよう写ります。
で、今回は飛んでいる鳥を手持ちで撮るので、1600mmではもう何がドコにあるのかフレームアウトしまくりでしょう。
ドットサイト照準器 EE-1 を持ってけばよかったかな。
しかし、何ちゅうても今一番気になるのは OLYMPUS OM-D E-M1X と OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS の組み合わせ。
現場では鳥撮りの名手さん達がずらぁ~り!
各社大口径の"大砲レンズ"がまるで品評会のように列んでいます。
壮観だなー、この何パーセントはウチで買ってくれはったんかなぁ?.....なんて商売がらw
それらに比べると、この度のオリンパス機材は超ミニマムではなかったでしょうか。
ミラーレス機の代表格"マイクロフォーサーズシステム"、小さい機材とデカい身体で堂々と使ってみましたので、幾つかの画像を張り付けておきます。
アップした画像は全てサムネイルです。
マウスポインターを重ね、 ポインタ(カーソル)に変われば、クリックで拡大画像を見ることができます。
昼からのんびり到着(朝から頑張られている現場の皆さんに失礼)、しばらくすると"おばちゃん"は琵琶湖へ向かって急に飛び立ちました。
「琵琶湖湖面に魚を見つけたから狩りに行く」、この距離で湖面の魚が見えるとは恐れ入ります。
さてさて、ファインダーでずっと追いかけましたよ。
しかし、さすがにそこは「ド」がつく素人、点のようになる前に軽く見失っております(笑
しばらくすると「あ、帰って来たよー」って近くの方が教えてくれました(苦
おー、見事に鯉(魚)をゲットしたはりますねー。
もう既にずっとインテリジェント被写体認識AF「鳥認識」が動作しており、フレーム取りが適当でもちゃーんと追いかけてくれています。
いやぁー、楽ちん楽ちん。
一旦枯れ木の枝に止まったのですが、周りの外野(他の猛禽類)が「あいつ餌持っとるぞ!」と騒ぎ始めるのでおばちゃんは落ち着いていられません。
忙しなく移動するため、再びあちゃこちゃ羽ばたきます。
下の画は等倍でトリミングしたもの。
こんなにごちゃごちゃした背景でも、フレーム枠がうにょーうにょーと形を変えながら追尾し、終始ビシィッとピントが合い続けます。
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS の 400mm(35mm判換算 800mm ) を等倍トリミング。
イカツい表情もしっかり撮らえてくれています。
あっち飛んだりこっち飛んだり、ゆっくり獲物にありつくこともできない山本山界隈。
トビや.....
チョウゲンボウ(?)も.....
チョウゲンボウってホバリングするんですね。(他の猛禽類もホバリングするのかな?)
高速で羽ばたきながら一定の位置をキープし続ける姿は、何とも不思議な光景。
OLYMPUS OM-D E-M1X のフレーム枠が目まぐるしく変化し続けるところは立派!
一瞬たりとも外すことのない喰いつきっぷり。
周りの皆さんはチョウゲンボウに歓声を上げてはりましたが、僕はファインダーの中の出来事に「すげー!すげぇー!」。
もっと近づいて「瞳」にも合焦させたかったのですが、これはこれで十分試せた感がございました。
えらい時代になりましたなー。
さて、この日は紅葉撮りの目的もあったので、そのときの画も載せておきましょう。
湖東三山の金剛輪寺さん、もう見頃は過ぎたと思いながら訪れたのですが、こりゃまたなかなかどうして。
庭園の残り紅葉にちょっとした感動です。
ここではさすがに超望遠レンズの出番も厳しいので、OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO(35mm判換算/24-200mm相当)へとスイッチ。
ズーム全域でカチッと写る頼もしいレンズとして定評。
満開咲き誇るように見える寒桜と紅葉のコラボ、ちょっと珍しいなぁ。
金剛輪寺さんで撮った画はすべてjpeg撮って出し(濃度微補正・リサイズ・文字入れのみCapture One使用)、さすが OLYMPUS OM-D E-M1X ええ仕事します。
ちょうど曇天でしたので、色付いた紅葉に深みがありじつに美しい。
超広角レンズが欲しい場面もございましたが、ここはグッと堪える。
いつもこの位置の紅葉には巡り会えないのです。
しかしタイミングをずいぶんずらして来てみたら、ありゃ素敵じゃありませんか。
大きなわらじに迎えられます。
うーん、良い色が残っていてくれました。
個人的にはこういう錦模様が大好きです。
既に縮みはじめている紅葉ですが、引けばまだ良い感じ。
やっと陽がのぞき始めました。
透過が演出するカラフル紅葉、素晴らしい景色です。
こっそり持ち込んだ単焦点レンズで締めくくり。
良い一日でした。
https://www.yaotomi.co.jp/products/detail/30445
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
https://www.yaotomi.co.jp/products/detail/34669
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
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今日も お写ん歩ブログ にお付き合いいただき、ありがとうございました。