OM SYSTEM OM-1 レビュー / OM SYSTEM OM-1をいつもの撮影地で使ってみました Vol.1

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グッと心に沁みる朝、心で感じるままをカメラに収めることができることの幸せ。

自分に見合ったカメラ機材って人それぞれだけど、感性にポソッと収まる機材に出会うと嬉しいものである。

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いつもお世話になってます、八百富写真機店 高槻駅前店 店長です。(2022年2月12日・16日撮影)

"OM-1"、この名称にとても懐かしさを感じる方も多いのではないでしょうか。

このたび"OMデジタルソリューションズ"さんから、マイクロフォーサーズシステム規格のミラーレスカメラOM SYSTEM OM-1の出番となります。

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センセーショナルな登場だった OLYMPUS OM-1 を彷彿させるかのような位置づけ。

新エンジン「TruePic X (トゥルーピック エックス)」と、新開発の有効画素数約2037万画素裏面照射積層型Live MOSセンサーを搭載し、圧倒的な解像感を実現しました。

OLYMPUS文字がドスンと見えますが、おそらくこれが最後の記念表記となるのかも知れません。

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個人的にはOM SYSTEMで良かったと思うのですが、話しを聞いているとここはかなり苦慮(良い意味で)されたようです。

手にしてみると外装の質感がグッと大人びて感じ取れ、じわっと沁みいる様なフラッグシップさがあるんですね。

小さなボディなのに質感の響き方がまるで違う、どう言えばうまく伝わるのか判りませんが掌にぐいっと一体化するような感じです。

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正常進化以上の正常進化、ダイヤルや小さなボタンひとつひとつにそう感じます。

ホンっと良くできたデザイン、見た目から入るタイプの僕にとってはたまらない一台になったという事は言うまでもありません。

もちろん中身(機能)の進化も大切なので、これはこのあと追々写真と一緒にご紹介です。

アップした画像は全てサムネイルです。
マウスポインターを重ね、指マーク.jpg ポインタ(カーソル)に変われば、クリックで拡大画像を見ることができます。

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M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO

勤務を終えてそのまま出動。

月が沈むまでウトウトしていると、「再び月が登ってきた!?」みたいなチョー明るい金星がぐいーっ。

薄雲が掛かっていますが高感度で発生しがちなノイズを効果的に低減(これはiso2500)、TruePic X による効果を全力で発揮しています。

ライブコンポジットに設定しようかと思いましたが、あとでの処理が楽しみなのでこの日はインターバル撮影に特化。

ン年前までは「あーでもないこーでもない」と薄暗いポイント(明るい星や豆粒のような街灯)にマニュアルフォーカス。

あの苦労は何だったのか?.....星空A.F.とナイトビューモードでシュッと撮影開始です。

 

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M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO

あとはカメラ任せ。

ずっと空を見上げて流れ星を見つけるも善し、うとうと眠りこけてしまうも善し。

前の写真とこの写真に流れ星(小さめの火球かな?)が写り込んでいました。

今回載せている写真全て JPEG 撮って出しなので、RAW撮りから追い込む画像処理作業も無しです。

あぁ、めちゃちゃ楽ちんでありまする。

 

You Tube:お写ん歩チャンネル

フリーソフトで合成、動画もおまけでこしらえてくれるのですが、この軌跡を残しながら動くのが好きなんです。

(途中で途切れているのはマイナートラブル、見なかったことにしてくださいm(__)m)

透き通るような夜空の深さ、以前のマイクロフォーサーズ機では考えられなかったようなクリアさにドキドキ。

 

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M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO

朝陽がキラン、合掌。

東に向かって伸びる放射状の雲が美しい朝、ロマンチックな景色を見事に撮らえています。

 

さらに紀伊半島の深くへ移動。

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M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO(KIt)

ずいぶんと山奥の神社です。

機材がコンパクトだと移動が楽ちん、嬉しい、ありがたや。

ご神木の苔に小さな白い点が見えますでしょ?

 

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M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO(KIt)

梅花黄蓮(ばいかおうれん)、地元の方が神社の境内で大切に管理されています。

12枚合成で50Mの高画素を実現する「手持ちハイレゾ」、処理速度もグッと速まって5秒!

こういった繊細なシーンで使う楽しさは、帰宅後の画像チェックで喜び倍増級でした。

処理を待つ面倒さが軽減され、とても小さなセンサーから出力された画像データとは思えない超高画質。

このくらいの明るさならデフォルト設定で撮り続けたくなります。

 

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M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO(KIt)

これは深度合成機能を使ったもの。

絞り込めば被写界深度は深くなりますが、画質の劣化がどうしても気になります。

感度を上げるのも嫌だし手持ちじゃシャッター速度にも限界がある.....

深度合成機能を使えば低感度で高速シャッターも使えますし、絞り値を上手くコントロールすれば意図する合焦ポイントだけで深度が深くなる訳ですね。

 

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M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO(KIt)

これはかなり効かせたほうでしょうか。

違和感の無いところが二重丸級ですが、画角が僅かに狭まるのでちょっと広めに撮っておくことをお勧めします。

 

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M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO(KIt)

キットレンズとして組み合わされることになった12-100 PROレンズ、これとの相性も抜群です。

 

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M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO(KIt)

ダイナミックレンジが更に向上していて、暗部の潰れに見えるところが僅かに残っていることに気付きます。

ピクチャーモードは全てi-Finish。

これがずっとお気に入りなんですが、OM SYSTEM OM-1になってから更に良い色合いになった気がしました。

 

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M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO

7mmで寄り寄り。

これを.....

 

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深度合成機能使えばこうなります。

これ、結構使えますでしょ?

 

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         M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS

         僅かな陽の灯り、繊細な感じを望遠レンズで。

  

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M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS

背面の液晶を上手く使えば這いつくばることも無いのですが、ローガンなもんでE.V.F.に頼りがち。

これは35mm判換算500mmほど、朝露の残りも判るほど繊細な写りに感動。

 

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M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO(KIt)

参道の至る所に咲いています。

うっかり踏んでしまいそうになりますが、そこは目を凝らしてダンス踊るようにあるきましょうね。

 

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M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO(KIt)

和歌山県東牟婁郡北山村七色、奈良県と三重県に囲まれた和歌山県の飛地です。

たまたま通りがかったんですが、sanka(山花)さんという里山のカフェを発見。

このあたり食べるところが少なくてとても貴重に思えました.....ので、迷わず入店。

どれもこれもとことん手作りで、ベーグルサンドが美味しい美味しい!

二階の部屋から観る北山川の景色も抜群で、こりゃまたええ店でございましたよ。

この辺りに撮影きた時のお昼ご飯はここがデフォルトになりそうです。 

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離れの隣に大きな梅の木があり、もう満開でした。

さすが南紀は暖かいのですねー。

 

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M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO(KIt)

帰りしなは十津川村経由。

こちらにも梅花黄蓮の群生地がございます。

 

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M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS

備忘録、ちょっと並べておきます。

 

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M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO(KIt)

こんな感じが好きでして。

 

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M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO(KIt)

 

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M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO(KIt)

また来てみたいところ。

  

つい先日「あんなふうに試そう」「こう撮っておこー」と出掛け、予想外の思いがけない降雪日になりました。

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M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO(KIt)

AI被写体認識AFを試そうとやって来たのですが、雪の降り方がハンパない。

 

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M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO(KIt)

みるみるうちに積もる雪、

 

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M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS

うーん、さすがに手前の雪にピントがきてしまうー。

でも、こんな感じも良いな。 

 

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M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS

.....と思っていましたが、この悪条件でも高確率でピント合わせ続けてくれました。

400mmでこれは凄いなー。

 

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どのくらい追尾してくれるのか、別のページに並べてみました↓

"OM SYSTEM OM-1 さらに進化したAI被写体認識AF"

https://www.yaotomi.co.jp/blog/walk/2022/02/om-system-om-1-aiaf.html

 

P2161794,123 mm,F6.3,iso640(JPEG).jpg

M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS

追尾する先を予測するかのようなOM SYSTEM OM-1のAI被写体認識AF。

これは面白い。

 

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M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS

一瞬晴れた中を"ひのとり"が駆け抜けました。

この日の最高です。

 

OM SYSTEM OM-1レビュー、もう一回続きますよー。

 

そういえば十津川の帰り道.....

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上辻豆腐店さんが開いてました。

夕方も開いているんですね、嬉しい。

豆腐と大和あげを購入、良いお土産になりました。

今度はお店の皆にも買って帰ろっと。

  

OM SYSTEM OM-1は3月下旬発売予定でございます。

下記のURLからのご予約、お待ちしておりますですよー。

めっちゃおすすめマシン、ぜひぜひー。

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OM SYSTEM OM-1(ボディ)

 https://www.yaotomi.co.jp/products/detail/40000

OM SYSTEM OM-1 12-100mm F4.0 PROキット

 https://www.yaotomi.co.jp/products/detail/40001

 

今日も お写ん歩ブログ にお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

お写ん歩・

この記事について

このページは、お写ん歩 【K】が2022年2月19日 19:00に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「OM SYSTEM OM-1 さらに進化したAI被写体認識AF」です。

次の記事は「OM SYSTEM OM-1 レビュー Vol.2 / 奈良 宇陀室生 雪の室生寺 2022」です。

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