F3.2,iso400
今紅葉で一番行きたいところは鳥取の大山、ここ数年しばらく行けなくてうずうずしとります。
もう寝ずに日帰り強行軍は厳しいお年頃、島根の"ばたでん(一畑電車)"とセットで撮影に行きたいな。
いつもお世話になってます、八百富写真機店 高槻駅前店 店長Kです。(2022年10月29日撮影)
今季の高野山撮影、例年よりもちょっと早めに出かけてみました。
早めに出掛けたぶん「紅葉が真っ盛りっ!」.....ではなかったのですが、美しさを探す紅葉撮影もなかなか楽しいものです。
むしろそういう撮影のほうが好きだったりして......最近どうも厳しい条件に一種の美徳を感じるようになってしまってヤバいですなぁ。
HD PENTAX-D FA MACRO 100mmF2.8ED AW
https://www.yaotomi.co.jp/products/detail/41457
今回は100mmマクロレンズに縛られてきました。
HD化という進化を遂げ姿を現したのですが、このHD化は個人的にも大歓迎です。
レンズ構成は8群10枚EDガラス+異常低分散ガラス採用で一新された光学系、描写性能をさらに向上させパープルフリンジの発生も低減。
そもそも美しい暈けを全力でアピールするレンズですが、ここにきて100mmレンズとしても最強クラスへと到達したかのような仕上がりです。
外観は前モデル"smc PENTAX-D FA MACRO 100mmF2.8 WR"と然程変わりなく感じますが、中身は全くもって別ものであり大きく進化していることを感じ取ることができました。
前編はPENTAX K-1II(フルサイズ機)がメイン、後編はPENTAX K-3III(APS-C機)という感じで使い分けの試用です。
先ずは「前編」から、PENTAX K-1IIの画でご紹介しましょう。
アップした画像は全てサムネイルです。
マウスポインターを重ね、 ポインタ(カーソル)に変われば、クリックで拡大画像を見ることができます。
F7.1,iso1600
"マクロ"という名前ですが、100mm単焦点レンズとして普通に楽しむことができます。
マクロ撮影だけという感覚だと出番も限られますし、せっかくの良いレンズですからここは100mm単焦点レンズとして使用しました。
F2.8,iso400
金剛峯寺の山門、三脚無しの手持ち、PENTAX K-1 IIのボディ内手振れ補正に頼っての撮影です。
5:30ってまだ真っ暗、ライトアップのおかげで撮れた.....と言ったところ。
F3.2,iso800
蛇腹道の紅葉、今朝はもうちょっと紅葉が進んでいるようです。
この様子だと今週末から見頃ど真ん中でしょうか。
F2.8,iso800
東塔と三昧堂の間にあるこちらの紅葉が早く紅葉するのはそういう品種だから?、毎秋訪れる度につい目を奪われてしまいます。
前暈けがとても自然で、その場に佇むような感じに撮れるところが良いですね。
F5,iso800
この時期だけの錦染まり、カラフルなこの感じが綺麗なのです。
中望遠的な100mmマクロですが、小さなレンズであるところをうまく活用できる「お気軽オールマイティレンズ」というところですね。
F4,iso800
せっかくの真っ赤な紅葉、東塔を後ろにして撮ってみました。
さすがにF/2.8だと暈け暈けなので、チョイと絞った感じがちょうど良さげです。
F3.2,iso800
こちらは桜紅葉、薄暗いうちから良い発色で和ませてくれます。
F3.2,iso800
東の空が焼けないかと期待しましたが、なかなかそういった幸運は巡ってきません。
この辺りも今はもっと紅葉しているはず。
F3.2,iso100
今季は金堂前の紅葉もなかなか好さげです。
F/3.2ですがこの距離でも深度を感じ撮れますし、暈けているところがとても柔らか。
F3.2,iso800
葉の状態が良いので、今後訪れる皆さんが喜ばれそうです。
高野山の紅葉って何処か特別な感じもございますし、感動もひとしおと言ったところでしょうか。
F2.8,iso100
この被写界深度はフルサイズならではですが、フィルム時代の感覚が光学ファインダー搭載PENTAX K-1 IIで楽しめるのはじつに嬉しい。
APS-C機専門ユーザーさん(PENTAX K-3 IIIなど)ならフルサイズ機PENTAX K-1 IIが欲しくなるかも。
F3.2,iso800
カスタムイメージは大好きな「雅(MIYABI)」、ちょっと色が転がるときあるけどそれもまた良かったりします。
「九秋(KYUSHU)」を使ってみたかったのですが、使用するレンズに制限が設けられているので使えず残念。
F3.2,iso200
こう、何て言いますか、視線を感じるときありますよね。
お地蔵様の視線と言いますか.....
F3.5,iso800
山王院、狛犬と鳥居と山王院の配置が毎回悩ましいのです。
これもフルサイズ画角ならでは、抜けの良さが抜群でむしろF/2.8がちょうど良い。
F3.2,iso800
モーター内蔵ではありませんので、ボディ側のモーターに動作を委ねることになります。
きゅっ!きゅきゅっ! 何だかとても新鮮に感じる動作音。
F7.1,iso1600
陽当たりの加減でしょうか、葉のグラデーションが何とも言えぬ綺麗な発色。
適度に絞って"その場"感を表現。
F2.8,iso400
桜の紅葉が美しいタイミング。
F3.2,iso200
朱色繋がり、大きな根本大塔を絡めてみました。
F2.8,iso200
明王院山門の紅葉はいつも早め、いつも美しゅうございます。
F2.8,iso100
陽が射し始める壇上伽藍、紅葉が色鮮やかに発色し始めました。
F3.2,iso800
マクロ撮りはAPS-CのPENTAX K-3 IIIでもOKですし、むしろAPS-Cのほうが「望遠マクロらしさが良い!」とおっしゃられる方も出てくるでしょう。
しかしフルサイズ特有のふんわり暈けは癖になりそうな優しさ。
F3.2,iso200
100mmマクロは暈けを楽しむのにちょうど良い気がしますね。
F2.8,iso400
勧学院の門前にあるこちらの紅葉が辺り一帯の紅葉のバロメーター。
この木がしっかり紅葉すると付近の紅葉は見頃になります(個人的にそう思っています)
F4,iso400
苔からひょこっと生え咲く小さな花。
5mmくらいの小さな花はうっかり見逃してしまいそうです。
F4.5,iso1600
なぜか薄っすら紅色、散った紅葉の色に影響されたか!?
F3.5,iso100
綺麗な色の銀杏の実。
グッと近づくとなかなかのスメルなのでご注意ください。
F2.8,iso100
なぜかいつも早い霊宝館の紅葉。
F9,iso800
毎回撮ってしまうこの木の紅葉は色が素晴らしい。
F9,iso200
もうすぐキラキラに輝く公孫樹。
F2.8,iso100
歩き始めるといろんなもんが気になります。
電線も風景の一部、気にしません。
F7.1,iso1600
これ、苔なんです。
ほぼ最接のレンズ前10cmちょっと、たくさんの雫に気が付き夢中でレリーズ。
F3.2,iso100
植え込みに咲いていたビビッドカラーの花。
前暈けと後暈けで寄ってみました。
F3.2,iso100
駐車場のススキが一番綺麗だったかも。
背景の公孫樹が頑張ってくれたはります。
さて、ここまでがPENTAX K-1 IIとの組み合わせです。
この次はPENTAX K-3 IIIとの組み合わせで撮り歩いてみました。
PENTAX K-3 III編はこちら↓
https://www.yaotomi.co.jp/blog/walk/2022/11/hdpentax,dfamacro,100f28-kouyasan,fall2.html
HD PENTAX-D FA MACRO 100mmF2.8ED AW
https://www.yaotomi.co.jp/products/detail/41457
引き続き お写ん歩ブログ にお付き合いくださいませ。
-お写ん歩・K-