100 mm,F4.5,iso1600(JPEG)
いつもお世話になっています、八百富写真機店 高槻駅前店 店長Kです。(2024年2月3日撮影)
この日は久しぶりに節分行事でも撮りに行こうかと思ったのですが、ちょっと使いたいレンズが出てきまして急遽変更。
久しぶりのマクロレンズ、何を撮ろうかと行先に迷っていました。
.....が、十津川村役場さんに問い合わせた内容の結果が思いのほか良かったので、それではと紀伊半島のど真ん中を南下です。
Panasonic LUMIX S 100mm F2.8 MACRO S-E100
ご注文はこちらから⇒ https://www.yaotomi.co.jp/products/detail/43796
パナソニック社からルミックスSシリーズ用のPanasonic LUMIX S 100mm F2.8 MACRO S-E100が発売予定(2024年2月15日)となりました。
「えっ?これで100mmマクロなん???」、初めて見にしたときの素直な感想。
フルサイズミラーレス用レンズの中望遠クラスA.F.マクロとしては最小最軽量、手にすればそのコンパクトさがよーーく判ります。
これは新開発の"デュアルフェイズリニアモーター"を採用した結果なのですね。
これまでは「マクロレンズ=ちょっと大きい」みたいな感覚が拭えませんでしたが、A.F.動作時も鏡胴はせり出さずこの長さのままであることがじつに素晴らしい。
素晴らしいついでに真横から見るとPanasonic LUMIX S5IIのE.V.F.システム部とほぼ同じ長さ。
レンズ前へ「寄れる」ということがよく判るかと思います。
レンズが短いぶん、ここまで寄ることが出来ます。
何と言いますか、感覚的にはいつもより大きく撮れる50mmマクロのような感じとでも言いましょうか。
このサイズなら100mmマクロとしての出番も増えますし、コンパクトな100mm F/2.8という単焦点レンズ感覚で着けっ放しも可能。
これもLUMIX“F1.8単焦点レンズ"シリーズとデザイン統一されており、よくまぁこの寸法に収まったものだと感心いたします。
レンズフィルターも67mmφ、このレンズシリーズをお持ちならフィルターの使いまわしができますね。
懐にも優しい設計、これには感謝の気持ちすら湧いてきます。
ちなみにこの日はずっと着けっ放しでした。
と言うことで、キャプションを付けて更新です。
アップした画像は全てサムネイルです。
マウスポインターを重ね、 ポインタ(カーソル)に変われば、クリックで拡大画像を見ることができます。
100 mm,F2.8,iso1250(JPEG)
到着時の光は青白く、まだ優しい空気流れる時間。
結構な山間部ですから、太陽の光が射しこむのはちょっと遅いのです。
100 mm,F2.8,iso2500(JPEG)
そんな時間ですら可憐に思える小さな花"バイカオウレン"。
寄って寄って大きく映していますが、指先ほどの大きさで小さな小さな花です。
100 mm,F4.5,iso800(JPEG)
ちょこっとだけスポット太陽ライト。
これで開花は全開間近、ちょっと不思議な形状ですよね。
皆さんが"花"として認識する花弁は、バイカオウレンで言うところの黄色い部分。
一番大きな花弁みたいなところが萼片なので、最初の頃はちょっと理解に苦しみました。
100 mm,F2.8,iso1250(JPEG)
この感じ、この雰囲気、緑に包まれる姿が良いっ。
100 mm,F3.5,iso5000(JPEG)
広く撮るなら太陽の光が入る頃でしょう。
しかしグッと寄って撮るなら陽影や曇天、きっと雨の日も美しいはず。
100 mm,F5,iso3200(JPEG)
地面すれすれに咲くもんですから、可動式の背面モニターに頼ってばかり。
レンズが小さく重量バランスも良し!
だから構図も決めやすいのです。
100 mm,F13,iso100
←12000px×8000px
この画だけは三脚を使い、ハイレゾモードに設定して撮影。
(Panasonic LUMIX S5IIは最新のファームウェアで手持ちでのハイレゾ撮影も可能)
アップロードのデータ制限があって画質を90%へ下げたのですが、それでもきっちり画素数を生かしていることがお判りだと思います。
レンズ性能が良いからこその素晴らしい解像感、文句なしですね。
(三脚の脚先をバイカオウレン咲くところに当てないよう細心の注意をはらってください)
100 mm,F3.2,iso400(JPEG)
大きな木の根の合間にヒョコっと姿置く。
工夫できるところが至る所にあり、観ていて飽きることがありません。
100 mm,F3.2,iso100(JPEG)
Panasonic LUMIX S 100mm F2.8 MACROにはマクロという名称こそ付いていますが、100mm単焦点レンズとしても十分使い切ることが出来ます。
F/1.8クラスのように前後暈け暈けにはなりませんが、無限よりちょっと寄って絞りF/2.8開放付近ならわりと自然な感じの優しい暈けが期待できます。
100 mm,F3.2,iso100(JPEG)
8:30頃、木々の隙間から陽射しが入り始めました。
100 mm,F2.8,iso100(JPEG)
太陽光線のピンポイントを探すのも楽しい。
100 mm,F4.5,iso100(JPEG)
コントラストを楽しみましょう。
100 mm,F5.6,iso500(JPEG)
同じ二輪のバイカオウレンにグッと寄ってみました。
小さな花火のようにも見えますが、やはり白い妖精という呼び名がぴったり来ます。
100 mm,F5.6,iso320(JPEG)
木漏れ日が射しこむ群生の雰囲気。
ここでしか見られないような気がする貴重な姿です。
動画による現場の雰囲気も載せておきましょう。
ここでは鳥の囀りと川の音がBGMです。
人が増えてくると歓声のほうが大きくなりますが.....
近くに民家もございますので、小さな声でのお喋り歓声でお願いします。
24 mm,F13,iso1600(JPEG)
キットレンズPanasonic LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6を使って広範囲をキラリン。
一部では"一方通行"の見学通路が設けられていますので、うっかりロープからはみ出ないよう慎重に歩きます。
24 mm,F22,iso6400(JPEG)
前の画と違うカットをLUT当ててボディ内RAW現像。
"HollywoodBlue_Night"を充ててみたのですが、これは結構好きな感じ。
使う場所はそれぞれで、使い方は自由だと思っています。
20 mm,F7.1,iso320(JPEG)
この付近は山の斜面に咲いています。
木々とのコラボが素晴らしい!
100 mm,F4.5,iso500(JPEG)
Panasonic LUMIX S 100mm F2.8 MACRO S-E100へ戻しましょう。
前暈け後暈け共に善し。
100 mm,F10,iso1250(JPEG)
適度に絞り込めばキリッと撮ることが出来ます。
五葉の整った葉は綺麗に照るので、気になる方はサーキュラーP.L.フィルターを装着してコントロールなさってください。
自分は葉の照りや反射を好むほうなので、P.L.フィルターは無しです。
100 mm,F4,iso400(JPEG)
これはセリバオウレン、同じ群生地で観ることが出来ます。
木々の隙間から漏れる光を重ねてみました。
この状況下でも透明感は高く、じつに良いレンズだなぁとしみじみ。
100 mm,F4,iso100(JPEG)
アンダーで撮るとちょっとおもしろい。
100 mm,F2.8,iso100(JPEG)
刻々と変わる光。
100 mm,F4.5,iso640(JPEG)
セリの葉みたいだからセリバのオウレン⇒セリバオウレン。
花の形はバイカオウレンとだいぶ違うのですが、群生地で混ざって咲くと判別がつきにくいのです。
100 mm,F4.5,iso640(JPEG)
バイカオウレンよりもっと小さなオウレン「セリバオウレン」、線香花火の様です。
結構寄って撮ったのですが、花の大きさは小指の爪ほどしかありません。
100 mm,F6.3,iso6400(JPEG)
これからパァーッと開く直前.....かも。
雄しべが開く前は色がついて見えるようで、この色がまた絶妙な色。
花弁と額は長さが違うだけでそっくり.....
100 mm,F5.6,iso100(JPEG)
しゃがみ込んで。
100 mm,F2.8,iso640(JPEG)
群生地から少し離れたところにポツポツ咲くセリバオウレン。
むしろこういう咲き方している姿を見かけるほうが多いのかもしれません。
100 mm,F2.8,iso100(JPEG)
点光源のような太陽の光を暈してアクセントに。
さすがにゴーストやフレアが出てしまいますが、これがまた綺麗だと思うのです。
100 mm,F3.5,iso100(JPEG)
玉暈けとバイカオウレンの暈けが重なって不思議な感じに見える。
小さな花だからこそ、100mmマクロレンズだからこそ遊び撮れる瞬間。
100 mm,F3.5,iso100(JPEG)
ハイライトを飛ばしてしまうか、飛ばさないように露光時間をコントロールするか迷うところ。
キラキラ好きなら飛ばしますか。
100 mm,F2.8,iso100(JPEG)
太陽のスポットライトをもっと楽しもう!
こんな感じのお写真、何枚撮ったことやら.....
100 mm,F2.8,iso100(JPEG)
木々からの木漏れ日をスポットライトふうに。
先ほどの画とはまた違うふうで、影絵遊びのような感じのバイカオウレンを撮り込んでみました。
「お願い」
群生地の手前に立てられていて、これは是非ともご一読願いたいところ。
この地域、この群生地への思いが記されています。
ずっと山の奥にあるこの場所、とても遠い場所であるにも関わらず、週末には多くの人で賑わうようになりました。
広い群生地に落ちている杉の葉を丁寧に取り除かれ、それはもう大変な作業だと思います。
そういったことを踏まえたうえで、ぜひ小さな小さな白い妖精の姿に癒されてください。
立派なフードが同梱されるPanasonic LUMIX S 100mm F2.8 MACRO、当たり前ですが被写体に届くほど長いわけではありません。
むしろナンチャッテなレンズフードよりは大歓迎。
バイカオウレンに当たらないよう外したり着けたりの繰り返しでしたが、ボタンロックで確実かつスムーズに脱着ができるため面倒くささは感じません。
ピントリングは頻繁に使うほうなので、親指に掛けて中指と薬指でリングを回します。
フォーカスリング回転操作の移動量(回転速度)でピント速度が可変するノンリニア設定が心地よく、ピント微調整や大きくピントを変える時など、回転の加減ひとつで操作できるのは便利ですね。
多少の慣れは必要ですが、とても"らしい"機能だと思うので是非ご活用願いたいところです。
2時間も同じ場所で撮影しているとお腹も減ってきます。
帰りの道中に五條の"豚珍館"さん、訪れるたびにパワーアップされている町中華さん。
何だか久しぶりの訪問となりました。(スマートフォン撮影)
毎回メニューを見ながら悩むのですが、久しぶりに訪れたときは「ちゃんぽん」一択なんです。
それも半チャン付きのセットで。
お野菜をふんだんに使われたあんかけ中華そばという感じでしょうか、この出汁こそが"豚珍館"さんらしい決め手であり実に美味いのです。
最初訪れ始めた頃は地元民のお店という感じでほのぼのしていましたが、今や週末ともなると店舗前の駐車場には他府県ナンバーの自動車で溢れる人気店。
リピーターが多いから来店者は増える一方なのでしょう。
寒むーーい中での撮影でしたから、この熱々ちゃんぽんはたまりません。
他のメニューもめちゃくちゃ美味しいので、ぜひチャレンジなさってみてください(と自分に言い聞かせてみる)
Panasonic LUMIX S 100mm F2.8 MACRO S-E100
ご注文はこちらから https://www.yaotomi.co.jp/products/detail/43796
今日も お写ん歩ブログ にお付き合いいただき、ありがとうございました。