50 mm,F4.5,iso250(JPEG)
山霧(雨霧)が出たこと、しっとり色も美しかったこと、今季訪れた西吉野の桜はじつに良かった。
いろんな花が順に咲かずいっぺんに見頃迎えた感はあるけど、何だか夢の中で見るような桜花爛漫。
いつもお世話になってます、八百富写真機店 高槻駅前店 店長Kです。(2023年3月下旬撮影)
「交換レンズがコンパクトで写りも善き!」、今回はそんな言葉がピッタシのレンズで出動です。
カメラ用レンズって大きいほど写りが良さそうに感じますよね。
実際今どきの大口径のレンズは光の曲がり方や流れが穏やかで無理がなく、凡そ写りも良いと自分の中ではそう思っています。
シグマさんのレンズラインナップにもそういった大きなレンズはございまして、極端なところでは個人的に大好きな「BOKEH-MASTER」と呼ばれている単焦点レンズ105mm F1.4 DG HSM | Artは"105mm径"&"1,745g"(すごい!)と、まぁいわゆる"てっぺん"を極めてらっしゃる感じ。
そんなシグマさんから「Iシリーズ」というコンパクトさと高解像力を両立させたレンズシリーズも世に送り出されています。
レンズ開発に対する妥協のない姿勢こそがバラエティという形で表されている格好になりますが、今回はいっぺんに2本も"Iシリーズ"レンズが発表になりました。
SIGMA 17mm F4 DG DN | Contemporary
https://www.yaotomi.co.jp/products/detail/42311(L)
https://www.yaotomi.co.jp/products/detail/42309(E)
もともと小さな設計の"Iシリーズ"ですが、これは更にコンパクトネスを追求した最新版。
既に24mm F3.5 DG DN | Contemporaryという軽量広角レンズが発売中ではありますが、同じ重量(225g)でもっと広角な17mmとは驚異的。
自分は超広角レンズで絞りを開けて撮ることは少ない(星空除く)ので F/4.0 スタートはまったく気になりません。
高感度と上手く付き合えば星空だってバッチリ撮れてしまいます。
外観(↑)は組み合わせボディ(SIGMA fp L)にELECTRONIC VIEWFINDER EVF-11を装着していますので、ちょっとアンバランスな感じはありますが、EVF-11を外せば超ベストバランスな超広角レンズの組み合わせとなります。
この形状感とサイズからピンっとくるのはVLOGユーザーさん、これってとても都合の良いレンズではないかと、そうも思ったりするのでした。
17 mm,F10,iso100(JPEG)
カメラはJPEG設定で撮影の「撮って出し」ですが、隅々までピシッとシャープ。
カメラバックに入れても探さなければならないほど小さいので、単焦点レンズ派にとって常備レンズと化するのは間違い無さそうですね。
そしてもう1本.....
SIGMA 50mm F2 DG DN | Contemporary
https://www.yaotomi.co.jp/products/detail/42308(L)
https://www.yaotomi.co.jp/products/detail/42306(E)
同じく"Iシリーズ"として発表されたのが50mm F2 DG DN | Contemporaryです。
つい先日SIGMA 50mm F1.4 DG DN | Artが発売されたばかりですが、これは"Iシリーズ"として発売されるので別物。
小さなフルサイズSIGMA fp Lにはむしろコッチの方が似合うと思うのです(見た目重視なもので.....)
F/1.4とF/2.0では暈け加減こそ違ってきますが、絞り開放(F/2.0)のしっかりチャリっとした合焦部から⇒諧調なだらかな暈けへと連携、被写界深度浅い写真が好みのユーザーさんにも全力でお勧めすることが出来ます。
50 mm,F2,iso100(JPEG)
A.F.の鋭さも抜群で、絞り開放時(F/2.0)の繊細な感じも見事に再現されています。
標準角が大好きなので出番が増えそうな気がするのですが.....
今回はこの2本縛りでお写ん歩、数回に分けてご紹介しましょう。