スマートフォン撮影
いつもお世話になってます、八百富写真機店 高槻駅前店 店長Kです。(2024年2月撮影)
「前玉の大きなレンズって好く写りそー」、よく聞くフレーズです。
金魚の出目金(デメキン)に例えて"デメキンレンズ"とか、超広角系のレンズにちょっとした愛称つけてみたり。
最近では前玉の出っ張りも少なくなり、超広角レンズも前側にレンズフィルターを装着できるようになりました。
魚眼(フィッシュアイ)レンズはイメージ通り前玉が出っ張ってるものがほとんどで、まさに魚の眼のようなスタイルです。
15 mm,F6.3,iso4000(JPEG)
魚眼レンズの魅力は何と言っても歪曲効果にあり、180°画角の独特かつ迫力ある画像を得ることが出来ます。
この画のように遠近感を強調したり、被写体にグッと寄って強調感を高めるなどなど。
工夫次第ではとても幅広い分野(被写体)で楽しむことが出来るかも知れません。
SIGMA 15mm F1.4 DG DN DIAGONAL FISHEYE | Art
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この度はシグマさんからビックリするような魚眼レンズが発表されました。
何がビックリって「F1.4」ですよ、F/1.4!
以前"SIGMA 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYE"というF/2.8のレンズがございましたが、これはもう桁が違い過ぎます。
大きさも全然違うのは仕方がないとして、最新のF/1.4シリーズとして世に送り出されることになったのは驚異的な事かも知れません。
そうです、F/1.4の明るいレンズであるということは、星景写真に向いている(特化している)ということなのです。
どういうことかと申しますと.....
■感度を上げなくても良いようになる⇒ノイズが少なくなる
■シャッター速度を上げ、短時間で鮮明な星が撮れる
■シャッター速度が速ければ星が流れない⇒点で写る
これに加え、サジタルコマフレアを中心に各収差を補正するSIGMA 15mm F1.4 DG DN DIAGONAL FISHEYE | Artのレンズ構成。
絞り開放F/1.4でも画面全体で安定した点像再現性と高い解像力が期待できるという訳です。
試しに星を撮ってみよう!.....と思うのですが、ここしばらく撮影日と天気の相性がよろしくありません。
レンズヒーターまで用意していたのに.....
月齢のタイミングも合わないし、空の霞も酷くて難儀なことです。
ちなみに「レンズヒーターを使ったことがない」と仰られる方も多く、結構マニアックな用品という位置付けで見られているのかも。
星が綺麗な夜は、霜が降ることもあるような低温になることがあります。
カメラ機材は思いのほか冷えるものでありまして、特にレンズ前は霜などで曇ってしまうほどなのです。
撮って帰ってデータ見て、「あれ?モヤってたかな??」と勘違いすることもしばしば。
暗闇で撮影するものですから、レンズ前玉が曇っていることに気付かないことも多いのです。
装着の様子を動画でご紹介してみましょうか。
曇らない程度に暖めよう.....というのがレンズヒーターの役目で、あっちっちにはなりません。
そんなレンズヒーター、脱着は割と簡単であっという間に取り付けができます。
SIGMA 15mm F1.4 DG DN DIAGONAL FISHEYE | Artにはレンズヒーターリテーナーという段差があり、そこへ当てがうようにレンズヒーターを巻き付ける訳です。
ただしこのままレンズヒーターを巻き付けるとフォーカスリングが動いてしまい、せっかく合わせたピントがズレてしまうという悲しいことに.....
SIGMA 15mm F1.4 DG DN DIAGONAL FISHEYE | ArtにはMFL(マニュアルフォーカスロック)スイッチを搭載。
"LOCK"にするとフォーカスリング操作が無効となり、これで合焦後にレンズヒーターを巻き付けてもピントがズレるという事態を回避することが出来ます。
うーん、こう書いていてますます星景写真を撮りたくなってきました。
どんなに美しく撮れるのか、予行演習がてら星以外のものをいろいろ撮ってみましたのでご覧ください。